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2024年、遅ればせながら…

大変に今更、というタイミングですが、あけましておめでとうございます。

と、言ってみたものの、昨年は親友や近しい人を相次いで失い、また遠い存在ながら自分にとって大切な方々が多く旅立たれて喪中な気分、というところに大災害や大事故、お屠蘇気分というより気持ちを紛らわそうと大酒(あ、コレ都合のイイ言い訳w)喰らい、何となくボーッとしたまま迎えた正月明け、1月も中旬を過ぎやっと通常運転な気分になってきたところです。

ここ20年ほどズーーっと感じてきた世の中のヤなカンジ、いよいよ「カンジ」を通り越し危険な兆候を見せ始めた昨年、でもまあ諸々巨悪が多少でも崩され、世の価値観が書き換わってゆく様も見受けられ、悪いことばかりでもないでしょう、と思い込む。

にしても、価値観の上書きは自分の身にも降りかかり、数十年の行いへの反省ばかりがつのる日々。

兎に角、本格的に老いてく時期に今の仕事・環境を選んだワケで、せいぜい面白がりつつ前に進んで参りましょーか。

そして例の如く、2023年「私の収穫」を。

こう見えても?新しい音との出会いは常に模索しているんですがなかなかパッとしたもの見つからず。でも今回は収穫アリ。

先ずはなんつってもこの2枚、とってもアイデアに満ち、演奏も達者、スゴいことやってるのに飄々と、ユーモアも感じさせる、こーゆーのが今は一番好きです。「コロナ禍の心情を見つめ直し、繊細なサウンドに真摯な唄を…」とかいう手合いは他所でやってくれ、ってカンジ(言い過ぎ)。 #民謡クルセイダーズ #knower

デビュー作以来ずっと追っかけてる #nagakumo 最新盤もやっぱり素晴らしかった! 曲・演奏・唄、そして歌詞がイイ。さらにCDのパッケージングの可能性を追求してるとこもスゴい。勝手な例え方をすると、#skirt を知り夢中になったあの頃のカンジに匹敵する、そんな状態のわたしです。嗚呼、ライヴ観てみたいなあ(なかなか東京でやらない様子…)。

そして、メモリアルな2点。

#ムーンライダーズ の近年のライヴの素晴らしさの記録、特にこの<マニア・マニエラ/青空百景ライヴ>は、アイデアに満ち、コンセプチュアルな演出にワクワク、そして #岡田徹 サンの姿に涙。さらに、#高橋幸宏 氏の物語を再構築した慶一サンの手腕に感服しつつ号泣。

さあて今年は、「楽しくなければ個人事業主のレコード屋じゃない(長い)」ってことで、せいぜい面白がって商い続け、親父の年齢をそっと越してきたいと思いますー