TEX-MEX ふたたび
昨年開店間もない時期に特集したテックス-メックス、地道に補充もしてきたんですが、今回久々にミニ特集。先ずは在庫切れしちゃってた #DougSahm 、その他渋めのタイトルを少しづつ足してきますので乞うご期待。
昨年開店間もない時期に特集したテックス-メックス、地道に補充もしてきたんですが、今回久々にミニ特集。先ずは在庫切れしちゃってた #DougSahm 、その他渋めのタイトルを少しづつ足してきますので乞うご期待。
毎月ラテン・コーナー、2021年のラストを飾るのはラテン界の大物3人、#TitoPuente #TitoRodriguez #Machito
年末年始らしく? ゴージャスなラテン・サウンドを楽しみましょー
師走の始まりは、我が最愛のボンゾ・ドッグ・バンドを取り上げます。
大瀧詠一氏の「ゴーゴーナイアガラ」の後期には一時期、番組の後半を別のパーソナリティに任せるという企画をやっていました。様々なミュージシャンなどが登場したのですが、鈴木慶一氏の回は録音し、そりゃあもう何度も聴き返したものです。そこで知って色々と掘り下げたもの数多し、中でも「阪神タイガース アウトでんねんヤア」の空耳(とその時慶一氏が紹介しておりました)で有名?なボンゾズの「Tadpole」1曲目に驚愕、パイドパイパーで探し出したのが傑作ファースト「Gorilla」の再発盤。ポスト・ニューウェイヴ期、ネオアコにもやや食傷気味だった自分にとって衝撃的な出会いでありました。
バカバカしさとシニカルさを信条に、毒々しいロックン・ロールで騒いだかと思えば繊細なポップソングを奏でる。で、取り澄ました実験性や、辛気臭さを感じさせることは一切なく、軽々と振舞う姿は実にカッコいいもんです。
なかなか理解されにくい(特にこの国では?)存在ですが、熱狂的なファンも多いバンド、ボンゾズ。正直、言葉の壁も大きく感じますが、この文章を読んでピンときた方は1度お試しを。
再発盤など多めですが、ソロワークや周辺のアイテムも集めてミニ特集中です。
およそ1年ぶりのアフリカ特集です! 今回は地域を限定せずに「一掴み」的に集めてみました。とは言え、中心になるのはコンゴとギネアの2大音楽大国。ギネアはシリフォン・レーベルからの珠玉のレコード群から、いわゆるルンバ・コンゴレーズ(昔は「リンガラ」って言ってましたが)はいずれ大特集の予定ですが、そのいくつか、更にセネガルやジンバブエなども取り混ぜ充実作が揃っています。
今年もクリスマス・レコードを集めてコーナーを作りました。去年に引き続きサンタ爺トリオも登場です。
毎月第2週にラテン・サルサのレコードを放出する、題して #毎月ラテンコーナー 、11月は『キューバひと掴み!』 お手頃価格のものを中心に、優雅でコクのあるキューバン・サウンドを集めました。
還暦記念? 久々に特集企画を盛り上げたいと思います。
昨年、開店間もない頃に企画したソフトロック特集は、以前の投稿でも書いた通り、自分にとっては思い入れの強いものです。その後もコーナーを(店の1番イイ位置!に)常設し地道に補充してきました。
ソフト・ロック、と言われてピンと来ない方には、
「ホラ、西友とかでBGMに流れてる昔っぽい英語の甘いポップスですよ」と説明するのが分かりやすい?
60年代後半から70年代前半にかけて量産された、当時のキラキラしたサイケなカンジとか、ポップなソウル・サウンドとかを取り入れた、プロのスタッフ達によるお菓子のようなサウンド。シリアスなハード・ロックには背を向けた、テレビ番組やCMなんかを彩る仇花のようなポップソング群はとても愛おしいものです。
今回はやや知名度の低い、言ってみればB、C級のタイトルが中心、というと聞こえが悪いですが、そういう部分にこそこのジャンルの楽しさ・醍醐味があるもの。もっともらしいシリアスな「アーチスト」なんかより、バンドの実態もよく分かんないような、いい加減な粗製乱造の中にこそ楽しみを見つられるものです。
なんて大袈裟なこと言わずとも、気軽に聴けるポップスとして楽しむのが本来の姿でしょう。どーぞ1度お試しあれ。
オープン当初よりラテン/サルサ関連は力を入れて品揃えしてきましたが、今月から毎月第2週と定めて、定期的に新規のお品物を放出していくことに致しました。
毎月・毎週、様々なジャンルのレコードをご用意していく流れの中で、なかなか眠っているラテンの箱まで辿り着くことができないことに気付き、これはもう決めごとにしなければ、と思い立った次第です。
嘗ての名店のお名前をお借りして、文字通り毎月のラテンコーナーを充実させていきますので乞うご期待。
4月の第1回は、“KING OF RHYTHM”、ウィリー・ロサリオを放出中です。以後、アーチストや年代でまとめたり、気まぐれに一掴みしたり、試行錯誤していきますので、もしご要望などあればお聞かせください。
ビートルズ解散後から、ニューウェイヴ初期に至る時期のイギリスで、一寸ポップでひねくれ気味、押しが弱くてうだつの上がらないバンド連中が、ロンドンの霧に紛れて活動しておりました。
メインストリーム・ポップやハードロック、プログレのスターバンドたちが華やかに活躍するのを横目に、ぬるいビールを傾けながら、ポール・マッカートニーやスティーリーダンについてボンヤリ語り合う彼ら。
つい悪ふざけに走るけど、趣味の良さなら負けません。レゲエやテクノも器用にこなします。いわゆる「名盤」とは縁のない、どこか愛すべきレコード達を残した彼らのニッチな足跡を、こっそりと振り返ってみましょー。
そもそもこんなショボクレた連中に惹かれ始めたのは、ニューミュージックマガジン1978年8月号に掲載された鈴木慶一氏の文章がきっかけかと。当時氏はマガジンに毎号寄稿し、その頃のライダーズでの詞作センスに通じる妖しい形容を駆使した評論は若き我々リスナーの心を鷲摑み、そこで取り上げられる音盤を夢中になって掘り下げたものです。
件の原稿では、シン・リジ―やドクター・フィールグッドといったメジャーどころに混じって、セイラー、デフ・スクール、シティ・ボーイらの名を挙げ、ゾクゾクする文章と共に紹介されております。
ここでの記事のタイトルが「英国B級紳士たちは、それなりにシタタカだ」ということで、その後「ニッチ・ポップ」なる呼び名が標榜されるまで、我々スキ者はコッソリと「 B級」の勲章を彼らに捧げていたのであります。
70年代頃は、「B級映画」を愛でるという倒錯した趣味が横行し過ぎ、反動として『「B級」というのは作り手に失礼だろう』という声が強まって「B級」があまり使われなったと記憶しておりますが、「A級」なるものに対するアンチ、という意味でも、今回「B級」を敢えて肯定的に使ってみました。「紳士」が付くとこがミソだったりもしますが。
彼らの特徴として挙げられるのは、《どこか斜に構えてる又はひねくれてる/仕掛けやギミックを多用し、悪ふざけしがち/趣味の良さに自信があり、ええかっこしい/総じて頭でっかち/売れたいのは山々なのに上昇志向が希薄(だからB級w)》といったところでしょうか。
もっともこちらの勝手な思い入れで、本人たちはいたって真面目にやってるつもりなのかもしれませんが。
嘗てはムーンライダーズ・ファンなど中心に一定の愛好者がいて、レコード屋にもよく「モダーン・ポップ」として括られコーナーが設けられていましたが、今の時代には受けが良いとも思えません。流行りのもの、先端とされるサウンドのいずれもが、真面目で辛気臭く、ギミックや仕掛けを嫌い、ある種のグルーヴを重視するものが目立ち、それは悉くこのニッチなポップロックとは相容れないものです。
それでもまあ、クラスに一人ぐらいは変わったヤツがいるだろう、そもそもそういう立ち位置のモンだし、ということで、営業的な成功の見込みもない(?)まま今回の企画を立ち上げた次第です(これがまたB級っぽいか)。
万人にお勧めするつもりもありませんし、できませんw お好きな方がいらしたら、コッソリお声をお掛けください。店の奥で秘密のブツを…
※2月10日コーナーopen
inspired by K-1 Suzuki @ n.m.m.1978.8 & Niche Pop 1999
世の中なかなかに大変なことになっております。せめて正月くらいはイビイビせずに迎えたいと思い立ち、長年勝手に?集まってきた「笑い」に関するアイテムをイッキに放出致しました。落語・漫才・その他色物・喜劇などのレコード・CD、芸人・喜劇人が唄ううたの数々、そして各種関連書籍などを集め、見るだけでも楽しい棚を作ってみましたので、ドーゾ皆様お気軽にお立ち寄りください。
「笑い」については、小林信彦の著作との出会い云々とか、80年の漫才ブームとか、色々語れちゃうこともありますが、ここはシンプルに、今までわたしが「面白い!」と思ってきた「笑い」を列挙してみましょー
⇒タモリのオールナイトニッポン、近田春夫のパック、久米宏、笑って笑って60分(見ごろ食べごろ笑いごろ)、シティボーイズ(ラジカル・ガジベリビンバ・システム)、野田秀樹、怪物ランド、星セント・ルイス、ビートたけし、爆笑問題、山城新五、上岡竜太郎、ムー一族、象さんのポット、ヤッターマン(ヤットデタマン)、マカロニほうれん荘、いしいひさいち、古今亭志ん朝、舞台の三宅裕司、笑の大学、植木等、東京の暴れん坊(順不同・日本モノに限定・主にテレビ・ラジオ・映画媒体のもの、デス。)
店頭の品物とリンクしたり、しなかったりしますが、例えばボーイズものとかは「笑い」というより音楽として楽しんでいる訳です。最近のテレビで見かける、主に関西系の芸人たちの悪ふざけは、どーも品が悪くって馴染めません。現役では東京03が好きですね。
なんて勝手な戯言はお忘れいただき、どーかひとつ、笑って新年をお迎えいただくようお祈り申し上げます。