ボクの伯父さんの本棚

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店内に新たなコーナーを設けました。題して『ボクの伯父さんの本棚』。今は亡き実の伯父から引き継いだ蔵書をご紹介&販売して参ります。

店主の伯父は、日本橋生まれ・神楽坂育ち、長く早稲田の学生街で商いを営み、一昨年90余年の生涯を閉じた市井の人。綺麗な東京弁を操り、歌舞伎・芝居と落語が大好きで、若い頃は古書店に勤めながら本を集め、東京大空襲後に兵役から戻ったときの第一声が、「オレの本は無事か?」w

シャイな伯父と内気な甥っ子の間では、あまり深い話はできませんでしたが、『歌舞音曲』を愛する者同士の親近感とでもいったものが、二人の距離感をより近しくしておりました。そう、大好きな伯父さんだったのです。

自らの蔵書は「好きな人に渡って欲しい」、と言っていた伯父の思いを店主が受け止め、自分の店にて小さなコーナーをつくってみました。生涯通じ愛好した落語や歌舞伎の本、永井荷風、久保田万太郎といった贔屓の作家の作品などを中心に、伯父のコレクションを皆様と一緒に楽しみたいと思います。

※品物は随時補充してまいります。全て販売品ですのでどうぞお気軽にお楽しみください。

Down South in New Orleans, Again

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オープンの年の11月以来、2度目のニューオーリンズ特集を展開中。

今回改めて色んなレコードを聴き直し、かつて70年代の日本で、細野晴臣や大瀧詠一がニューオーリンズ・サウンドを徹底的に研究した上で実にオリジナルな音を作り出していたことを再々発見、単なる「ネタ」などという姑息なものではなく、ポップスの偉大で楽しい伝承を、レコードを通じて当時体験できたんだなあ、という感慨でした。

人気のアラン・トゥーサン絡みのものだけでなく、様々なニューオーリンズ・サウンドを多くの人に体験してもらいたい、と思います。ホントに微力ながら一寸貢献します…

#AllenToussaint #DrJohn #NevilleBrothers #LeeDorsey #ProfessorLonghair#SmileyLewis#HueySmith#JamesBooker#RonnieBarron#EarlKing

愛しの8cm CDシングル

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今の目で見ると、不思議な形状で、ちっちゃくってカワイイ、愛すべき存在と言える8cmCDシングル。しかし現役として流通した当時、販売スタッフからするとそりゃまあメンドーな存在でした。

そもそもCD登場によって売場の棚を一新した挙句に、また厄介な寸法の商品が増殖し始め、しかも折れ易いw!

サイズは恐らく7インチ盤を半分にしたのだろうと思われますが、その半端さや、かけるのにアダプターが必要だったり、色んな要因で淘汰され、次第にマキシシングルってヤツに置き換わっていっちゃいました。

短冊盤が流通したのがJ-POP大ヒット連発の時代、中古盤屋にとっては後から後から入ってくるゴミのような(失礼!)シングル盤に辟易、というのが正直なところ。

それがひと回り(ふた回り?)して再び愛されるようになったのは、シングルにとっても幸せなことでしょー。

というワケで、まだわずかですがコーナーを作ってみました。流通数の少ないタイトルは結構プレミア品になってたりするようです。一寸ずつ補充もしていきますンで、1度覗いてやってください。

↑これはグリコのオマケのヤツ。

 

星屑のギター/エイモス・ギャレット

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ゴールデンウイークに向けての特集その1は、煌めくフレーズで70年代アメリカン・ロック・リスナーを虜にした名ギタリスト、エイモス・ギャレット/AMOS GARRETTのレコードをまとめてみました。
ご存知の方なら真っ先に思い出すのはマリア・マルダー「真夜中のオアシス」の、あの、ソロ!
でもエイモスはいつでもあんな具合に、“斜め上から”来る独特なフレージングを聴かせてくれるのです。
自身のソロ、盟友ジェフ・マルダーとのデュオ、そしてジェフ&マリアのアルバムなど、どこにも必ずあの音が現れますので、どうぞご堪能あれ。

“The SUN of Latin Music” EDDIE PALMIERI

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「毎月ラテン・コーナー」は止めちゃいましたが、その後も思い付いたところでラテン・サルサものを出しております。で、新たなお客様を迎える春に向けていきなり真打登場。ニューヨーク・サルサの巨人、エディ・パルミエーリをミニ特集です。

レコードを値付けするため半日かけて順番に聴いてったんですが、あまりに良くてスゴくって、売り場で独り興奮を抑えられなくなっちゃいましたw

70年代のハードなサルサは勿論、60年代の軽快でありながらコクのあるサウンドも素晴らしい。ラテン/サルサを愛する方は避けて通れない存在ですし、全ての音楽ファンに楽しんでいただきたいと思います。

在籍したメンバーたちのWORKSも合わせて展開中。いずれも現品限りなのでお早めに。

#EddiePalmieri

ライダーズ割!!

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2022年3月13日(日)のムーンライダーズのライヴ開催に合わせ、チケット(配信含む)をお持ちの方限定、店頭商品オール10%オフ、題して「ライダーズ割」を実施いたします。期間はコンサート前日の3月12日から3月21日迄。お会計の際にチケットをお見せください。

また店内ではライダーズにまつわるチョットした展示も開催中。サイン入りレコード、大昔の雑誌の切り抜きなど盛りだくさんです。ライヴに行かれない方もどうぞ覗いてみてくださいませ。

※3月13日ライヴ当日は16時までの営業となります。

3月21日、ご好評のうちに終了しました。多数ご来店いただき誠にありがとうございます! 次回のライダーズ東京ライヴの際にも、更にパワーアップして開催の予定ですのでお楽しみに!

JUMP! with COVID the 6th

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3月の特集企画はお花見シーズンにピッタリなジャンプ・ブルース。でも大騒ぎしちゃダメ、というご時勢、#JumpinWithCovidThe6th と題し、”おうち”でレコードで盛り上がろうという趣向。

80年代に盛り上がったヨーロッパ・UKのコレクター・レーベルのリイシュー盤を中心に、お手頃価格で濃い内容のものを集めました。お酒のお供にドーゾ。

HELLO, Jamaica

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大学生だった80年代前半、世に「ワールド・ミュージック」という言葉がまだ存在していなかったころ、ネオアコやら何やら当時の流行りに飽き始めていたわたしは、できたばかりの六本木ウェイヴでフランコに出会い…というのが個人的なワールド・ミュージック開眼の記憶なのですが、その後様々な音楽に触れながら、何故かのめり込まなかったジャンルの1つがレゲエ。全く聴かなかったわけでもなく、またレコ屋という商売柄、文字情報的には知識を習得していきましたが、「嵌る」ってことはあんまりなく今まで来ちゃいました。

そんな私のもとにジャマイカがらみのレコードがまとめてドン。必死に調べて知識を補いキチンとした買取りを致しましたが、さてジャンルも多岐にわたる塊をどうやって出したものか。なんてあんまし悩むこともなく、端から店頭に出し始めております。スカ、ロックステディ、ルーツ系の唄もの、ダブ、ダンスホールもの、更に時代が90年代になってくると色々覚束なくなってきますが、その分掘り出し物があるかも? 2月中ボチボチと店頭に並びますので、どうぞ1度ご覧ください。

本屋とレコ屋の二刀流

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ここのところ本の買取りが大変充実しておりまして。調子に乗って値付けして、本棚がいっぱいになってきたんで棚を増やしたり、もっと見易いようにと大幅に配置を変えてみたり、気付けば本屋の仕事に多くの時間を費やす毎日。基本はレコード屋、というイメージが強いかと思いますが、よーく考えたら『二刀流』! とまあ開き直って(?)せっせと本を出し続けております。

レコード・コレクターズ誌大量入荷、なんてこともありまして、こちらの棚も充実中。

というワケで、当店ブックコーナー、なかなか面白いことになってます。どうぞ1度覗いてやってくださいませ。